ふみきりちゃんねる絵本

ペン母コラム

魔の2歳児、3歳児がグズった時は

更新日:

こんにちは、ペン母です。

 

息子のペン太が3歳だったころ、

グズリ出すともー、大変でした。

 

泣いてわめいて、手足をバタバタ。

何を言っても泣き止まない。

 

グズリは、魔の2歳児といわれる頃から始まりましたが

4歳になるまでは、けっこう手こずりました。

 

そんな時、私はホトホト困り果てて

 

放置するか、

気を逸らそうとするか、

怒るか・・・

 

いつものパターンはそんな感じでした。

 

イヤイヤ期の3歳児

 

でも、ある日、

 

子供をなんとかしようとするのではなく

自分をなんとかする!

 

と思って、実行してみたのです。

 

その時の話をしますね。

 

息子としっかり向き合ってみようと

意識してみた、ある週末のことです。

 

前の日に、おやつでマシュマロを食べていたペン太。

 

お皿に1個だけ残してあったので、

私はお皿を下げる時に何も考えず

それを口に入れてペロリと食べてしまいました。

 

翌日、ペン太がその1個だけ残っていた

マシュマロのことを急に思い出し、

「昨日のマシュマロ、食べたい?」

と言いだしました。

 

私はなんの躊躇もなく、

「あ、あれね、昨日、ママが食べちゃったよ」と。

 

それを聞いたとたん、泣き出すペン太。

 

「食べたかった?!

あの1個のマシュマロ食べたかったの?!」

 

と激しく泣きわめく。

 

私は心のなかで

うわ?、しまった!トリガーひいてしまった!

と思いつつ、

 

「ごめん、ごめん、1個だけお皿に残ってたからさ、食べちゃったんだよ」

と謝るものの、ペン太泣き止まず。

 

(ヒックヒック)あの、、マシュ、、マロが、、食べ、、たかったの?!

と、しゃくりあげながら、言い続ける。

 

もう家にはマシュマロはなく、それが最後の1個だったので

本当に困ったな?、と思う私。

 

なんとか泣き止まそうと、

 

わかった!じゃお店に後で買いに行こう!

 

と提案してみる。

 

それを聞いたペン太、涙で顔をグシャグシャにしながら、

 

ちがうちがう!昨日のマシュマロが食べたいの?!

 

とひたすら言い続ける。

 

えぇぇ???!!

マシュマロなんて、どれも同じでしょ!

 

と思いつつ、

今度は諦めさせる方向に話を振る私。

 

「そんなこと言ったって、もう昨日のマシュマロはないよ、

ママ食べちゃったんだから仕方ないじゃん

 

と、突き放してみる。

 

う、うわ???ん!!!!!

 

ところがペン太、諦めるどころか泣きに拍車がかかる。

 

「じゃ、じゃあさ、

トッキュウジャーのチョコ食べようよ!

 

と、さらに違う提案をし、気を反らす作戦に出る私。

 

しかし、やはり効果なく、

 

昨日の、、かぼちゃの、、、

マシュマロがいいの???!!!

(ちょうどハロウィンの時期で、かぼちゃのマシュマロだった)

 

と泣き続ける。

 

もう無いんだから、仕方ないでしょ。

後で買いに行こ?

 

すでに相当疲れてきた私は、イライラモード

 

が、それでもグズリ続ける息子を前に、

あることに気づき、こう言ってみた。

 

「ごめんね、ママが悪かったよ。

ママ、最後の1個食べちゃう前に聞けばよかったね

このマシュマロ食べていい?って聞けばよかったね?

 

それを聞いたペン太、なんと泣き止んだ!

 

それまでは、自分が悪かったとは思っておらず

食べちゃったんだから仕方ないじゃん、という前提で

いろいろ言っていたことに、私は気がついたのです。

 

そして、泣き止んだペン太の目を見ながら

 

「ママが聞かなかったから悪かったんだね。

ママのこ許してくれる? いいよ、って言ってくれる?」

 

と私が言うと、コックリとうなずき

うん、いいよ

と、ペン太。

 

 

そして仲直りのギューをして、

マシュマロ騒動は解決したのでした。

 

いつもだったら、諦めて放置して終わるか、

自然に息子が疲れて泣き止むか、

はたまたテレビなどで気を反らすか、そんな感じだったと思います。

 

私は自分に非はない、と思いこんでいました。

 

そして息子がなんでそんなことでグズるのか、意味がわからないまま

息子をなだめようとしていました。

 

自分の中に原因があったのに、スルーしたまま

息子を変えようとしてたんです。

 

もしかすると、息子はそれをわかっていて、

私に気づかせようとしてくれたのかもしれません。

 

私はグズる息子ときちんと向き合うことで、

結局、自分と向き合うことになり、

すごく大きな気づきを得ました。

 

普段、私たち親は、自分の方が子供よりも『上』

だと思って接することが多いと思います。

 

実際、年齢も人生経験も多いので、トータルでは

『上』なのかもしれません。

 

ですが、時には自分があえて『下』に行くことが大切だと学びました。

特に親子間では、無意識に上下関係ができてしまっていると思います。

 

親の方が上、親の方がえらい、親のいうことを聞きなさい、と

私たちは思ってしまいがちです。

 

しかし、本当はそんなことはなく、

親の方が子供に教えてもらうことはたくさんあるのです。

 

むしろ、子供の方が『上』だったりすることも

たくさんあるのではないでしょうか。

 

いえ、どちらが上か下か、本当はそんなことよりも

子育てを通して自分が何を学ぶか、

子供には何を学ばせてあげられるか、

そっちの方が遥かに重要ですよね。

 

私にとって、この『マシュマロ事件(笑)』は

自分が下に行くって、こういうことか?と実感した出来事でした。

 

そして、子供を何とかしようとするのではなく、

まずは自分を省みて、自分を変える。

 

いつもやってしまっている、自分のパターンに気づき

そこを見ないようにするのではなく、

そこをちゃんと見て、パターンから抜け出すこと。

 

それが、成長に繋がるんだ、ってことを

ペン太に気づかせてもらいました。

 

3歳児イヤイヤ期

イヤイヤ期のペン太(3歳)

 

子育ては本当に大変ですが、

子育てを通して、私たち親は人間的に成長できると思います。

 

子供は親が成長する機会を与えてくれる存在。

私たち親は、子供を育てているのと同時に

自分も育ててもらっているんですね。

 

そう思うと、子供に感謝もできますし、

子供を尊敬する気持ちも生まれてきますよね。

 

輝いているママとは、子供と一緒に成長し続けるママ。

子供に感謝し、子供を尊敬できるママでありたい

と願うペン母でした。

 

★『わくわく子育て研究所』の理念★

ママが輝けば、子供も輝く。

ママが輝いている家族は、しあわせな家族。

しあわせな家族が増えれば、しあわせな子供が増え、

20年後、30年後の未来は今よりずっとずっと良くなる!

?

 

今回も読んでいただいて、ありがとうございました?

 

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この記事を書いた人:ペン母

2011年に42歳で出産した超高齢出産のアラフィフママです。正社員、派遣、契約、フリーランス、バイトと様々な働き方・職場を転々とした後、2003年に独立し、2007年に結婚しました。独立、結婚、出産で人生が大きく変わった自分自身の体験を通して、この混沌とした時代における『家族の在り方』を伝えていきます!

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