出産のおはなし

2011年になったばかりの1月、午前11時15分、3040gの男の子を出産しました。

前々日に破水していたのですが、
破水だとは思わず・・・

風邪をひいていて、その日は動きたくなかったので、
翌日に病院に行ったところ、即入院になったのでした。

朝、起きた時にちょろっと何か出た感じはあったのですが、
あれが破水だったとは・・・

高位破水で量がほんの少しだったみたいです。
対応が遅れたため、破水から出産まで48時間以上経ってしまい、
危険な状況でした。

24時間以上経つと、羊水が汚れてしまい、
赤ちゃんが感染してしまう可能性が高いとのことで、
最後の最後まで医師は帝王切開にするかどうかを迷ってました。

幸い、子宮口が開くのが早かったので普通分娩になりましたが、
陣痛の間、帝王切開になった時のことを考えて
食事も水分も口にすることができず。

陣痛は本当に辛かった・・・
分娩室に入ってからもイキミ方がわからず、
1時間40分くらい戦ってました。

赤ちゃんの頭が見えても、陣痛がひくと中に戻ってしまい、
何度も何度もやり直し。

へその緒が巻きついていたのが原因だったそうです。
いつ終りになるのか見えなくて、体力的にも辛かったあせる

最後は、医師がおなかの上に乗り、押し出す形で
産まれました。

▼出産直後のペン太
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その瞬間は、何かがヌルッと出た感じ。
すぐに泣き声が聞こえました。

助産師さんが赤ちゃんを抱えてすぐに見せてくれましたが、
私は

ん~!ん~んん!!

しか言えませんでした。

感動するよりホッとした気持ちの方が強くて、
余裕は全くなしw

後処理も痛いし、体勢もキツくて、
早く休みたい、って思うばかりでした。

2時間、分娩室で休んで、その後は車イスで病室へ。
横になりながらダンナにずーっとしゃべりまくり。
今思うと、コーフン状態だったみたいです。

あわただしく、そして長~~~い1日でした。

この日の夜、我が子はNICUへ運ばれてしまうのですが…

理由は過呼吸。
生まれてから、新生児室で看護師さんが様子を見ていたところ、
明らかに呼吸が早く、万が一のことを考えて専門施設で見てもらった方が良いとのことでした。
夜の9時過ぎに、救急車で運ばれ、そのまま10日もの間、NICUの保育器に入っていた我が子。

生まれてすぐの初乳もあげられなかったので、搾乳器で絞ったお乳を病院に運んで与えてもらいました。
パパは毎日、病院に通って、写真やビデオで様子を教えてくれました。

私は退院を2日早めて、出産から5日後に会いに行くことができたのですが、
小さい体でたくさんの線につながれていた姿は本当に痛々しかった

▼NICUの保育器で10日間過ごしました
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過呼吸になってしまったのは、やはり破水から時間が経ってからの出産が原因のようでした。
羊水に雑菌が入り込み、肺になんらかの炎症を起こしてしまったようです。
親子で自宅に戻れたのは、出産から10日後のことでした。

破水を自覚するのが遅れてしまって、私のせいで苦しい思いをさせてしまいました。
それでも深刻な問題にならず、無事に回復してくれて本当によかった。
後遺症が残ることもなく、元気にすくすく育っています。

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